2018年10月31日水曜日

竜の巻!











昨日、
鴨川に突然行きたい!
と思い、ちょっと抜け出し
鴨川へ。

ぼーっと
腰掛、川の流れを見ていました。
流れとは逆の水面になり、
風が吹き始めていました。

なんとなく、
左側(北)を見たら、
風が見える・・・
え?
何?
誰か、回転してる?
と思ったら、
みるみる渦ができ、
わたしを巻き込み

わたしを置いて
回転しながら
行っちゃいました・・・

久しぶりの鴨川に着いたとたん、
これ。

気づいたら、砂だらけの
草だらけの、わたし。

巻き込まれちゃいました、
竜に。






2018年10月27日土曜日

オカッパババのタワゴト 7












ノルウェーの監督、ベント・ハーメルが
私はとても好きである。
ほとんどの映画は観ている。
最初の出会いが「キッチンストーリー」でした。

とてもいい映画で何度も見てしまったのです。
そして、ほのぼのとしていて、
静かな幸せ感と夜の明かりのように
あたり前であるのに、
何とも言えない温かさがある映画です。

登場人物はほとんど男性であり、
それも中年と老人であり、
雪のノルウェーの暗さの中でではあるが
とてもユーモアがあり、
何ていい映画なんだろうと見る度に想うのです。

内容を言いたいのだが、
是非観て頂きたいと思うので
話さないでおこうと思っている。

生きる事は当然のようであるが、
そこには人の出会いにて
喜怒が生まれ、そこから始まる。

淡々とした日常であるが
しかし、なかなか大切なものを描いている。
そして、気づく。

相手がいての乾杯!
相手がいてのおいしさ!
相手がいての話!
相手がいての笑い!
相手がいるから・・・!


この映画は観て感じるもので、
想いを語るのは不必要だと思った。
だから、
この映画に入り込んでみて下さい。

2、3年前の1001gもなかなかいい!

うるしうるわし 31





2018年10月22日月曜日

2018年10月19日金曜日

ペーンチ!












わたしの相棒!
ペーンチ!

ざっくりと、
ペンチと呼んでしまってますが、
何十年の相棒もおります。

道具って、
すばらしい!

美!
であります。
たまらんのです。

見ているだけで、
仕事が出来る気に・・・


2018年10月18日木曜日

うるしばなし 11













結ぶ


結んでほどいてまた結ぶ
十字が現す意味あい
大切なものにリボンを
かけるように

そっとほどいても
そこにある存在。




#うるしばなし
( P 66‐67 )

2018年10月17日水曜日

ヒトメボレ


















絵本が好きなのです。

日本のものも、
外国のものも、
どちらも。

全く意味が読み取れない国の
絵本でも、

あ!
という自分にぶつかる
好きなもののセンサーが反応したら
ヒトメボレということです。

この絵本は、わたしにとって
たっぷりの英語なのですが、
見ているだけで、
うっとりといいますか、
気持ちがホクホクしてくるのです。

なんとなく、
手に取ってめくっていたい、
そんな気分のおともに。

絵本は、
わたしにとって、
かなり、
ヒトメボレをすることが
稀な、
そんなお相手、なのであります。

だから、
見ているだけで、
ホクホクなのであります。

はて、
ヒトメボレって、
かなり好きのボルテージが
カクジツ・・・

いつの間に、自分の知らぬまに
具わっているものなのでしょうか・・・


2018年10月14日日曜日

重ねる時間










じっと、
ものさしのメモリを見ながら、
木地の厚みのことを考えていた。

1ミリ以下の、
光が透き通る、
四ツ椀の木地に
漆の仕事をしていくと、
コトバで書いても、
なかなか伝えるのは、
難しいです。

仕上がった四ツ椀の厚みは、
だいたい3ミリほど。
このミリの間に
仕事をしていくのです。

仕事を進め、
重ねた時間が
仕上がった、厚みになる。

もし、
万が一、
かけたりしたら、
直しが必要です。
そのかけた部分を貼り付けて、
漆を上から塗って、
もとどおり!
というわけにはいきません。

直しにはその状況に合わせた
直しの工程がそれぞれ違いますが、
重ねた時間を巻き戻すような
時間と仕事が必要になります。

何かを作り出し、
カタチになるまでの時間は
想像しにくいもの。

重ねる時間・・・

だと、
思うのです。


2018年10月13日土曜日

木 地
















この写真は四ツ椀の木地です。

厚さ1ミリ以下の、
( 口元から高台まで総て1ミリ以下 )
木地に光を翳すと
光を通す、
そんな木地に漆の仕事をして
お椀に仕上げています。

漆を付けて、
乾かして、
研いで、
漆を付けて
乾かして、
研いで、
を、繰り返します。

その仕事を2~3年かけて
四ツ椀に仕上げます。



うるしばなしに登場する
四ツ椀は、
わたしと、30年以上のおつきあい。
いろんな時間を一緒に過ごしてきました。

そしてまた今日も「いただきます」と
顔をあわせるのです。

木地は自分で作るものもあれば、
轆轤師(ろくろし)さんに
お願いする四ツ椀のような木地もあります。

みんな、木 。


命を頂いている仕事だなと
思いながら、
仕事をしています。









2018年10月12日金曜日

オカッパババのタワゴト 6












    「 楽しい事があったんだよ! 」



我家にはテレビがない。
しかし、何も不自由でもなく、
もしあったら
かなり夢中になり好きなものをずっと
見てしまう自分がいるので、
なくて私にはベストである。

色々と表現をする楽しみがあるので
色々と作っては楽しんでいる。

私はちょっと空想壁があり
その世界に入ってしまう事が多々ある。
それと失礼な話であるが、
人の話を聞いている時でも、
もう聞いていない自分がいる。
困ったものである。
でも、
それはちょっと救われる事でもあったような気がする。

小さい時、なかなか仲間に入れてもらえない事が
あったが、今考えると変な人間だったのかもしれない。
もし「いじめ」だったとしたら
「いじめられている」と思っていなかったようである。

昔の話であるが、町の中に北上川が流れていて
その川は太平洋に流れ込み広がる
その北上川のそばにある我家は
ちょっと変な家であった。
2階が両手を広げたように階段が2つあり
右と左に分かれていた。
私はこの家で、想像と空想を育てられたように思う。

右は北上川に面している。
私の友は望遠鏡である。
重く何とも言えない臭いを覚えている。
形は子供ながらに気に入っており、
美しいと思った。

毎日学校から帰ったら右の階段を登り
暗い廊下を走り自分の部屋?に向かう。
窓を開けると、
まず青空が本当に真青なのである。
が迎えてくれる。
そこに私の友達、白い海猫が青の中を飛んでいるのだ。
ニャーニャーとかなりの数である。
美しかった。
少しみとれて、望遠鏡を覗くのだ。

私から20センチの所で飛んでいる
海猫たちに出会えるのだ。
今の3Dといった所だ。
よく訳の分からない会話をしていたように思う。

あなたは昨日話した海猫?
とか、変な子である。

それに道行く人にも届かない会話を
していた気がする。
人の場合は、真上から見る頭が
鮮明に見える。
ちょっと露骨な話にもなったと思う。
遠くから歩いてくる人をずっと追って
後ろ姿が遠くなるまで追いかける。

ちょっと映画のワンシーンみたいである。
それにセリフを付けて自分の世界にドップリ!
そんな自分の楽しい遊びにかなり満足し、
学校から真直ぐ二階に行く毎日だった。

それって、私は友達がいなかったのだ。
でも、何も淋しくなかったし、
楽しい右の二階が待っていたからだ。

それと、詩といわれるものではないが、
自分を書きとめていた。
何か話したかったのだろうか。
でも人とではなく、
もう一人の自分にだったような気がする。
この時期は鮮明に覚えている。

楽しかった!そして好きだった!

小さいながらの経験ではあるが、
今になっても楽しい思い出がくっきりと
現れるのである。

それって頭に? 体に? 心に?
全部だよね!



2018年10月10日水曜日

ふーっ










ふーっ!
と、ふいては、飛ばしていた、
わたげ。

タンポポが
わたげになる・・・

ちょっと、どこか
ニンゲンみたいとも
思っていた。

咲いて散る、
そんな花たちもあり、
タンポポみたいに
どこかに降り立って
また新たに花を咲かせる・・・

いや、
鳥がどこかへ運ぶもありえるし、
可能性はいろいろなのであるが、

タンポポにはそんなことを
思っていたのである。

同じようで、同じじゃない何かを、
昔からぼーっと思っていた。


飛んでいける、
ということに
夢をのせていたのかもしれない。



そうそう、
こんな話をずいぶん前に、
小耳に。

わたげと、皮と、漆塗りの枕で寝れば、
絶世の美女に会えると・・・

未知なる夢をも
わたげは届けてくれる・・・
なんて、

なんて。









2018年10月7日日曜日

今日の相棒













ノコギリが相棒の日もあれば、
鉋が相棒の日もあり、
金槌やノミなどいろいろである。

仕事内容にあわせて
タッグを組む相手が変わる、
のであります。


数日ノコギリと
組みながら、

「切ってくれ!」と
師に頼まれ、黙々と。

もちろん漆の仕事であり、
必要な木地を自分で作るのです。

父は木から作品を作るので、
切ったり、彫ったり、削ったり、
をします。

その仕事が、わたしには、
なかなか、なかなか・・・

師の「鍛えとけよ!」がこういうときに、
必要なのであります。

もちろん、
筋トレだけでなく、
日々の仕事で身につく力も
あるのでしょうが・・・

カタチになったものは、
カタチになったものしか、
知らなかったので、
仕事を頼まれて、
自分がしてみてでしか
わからない、
いろんなものがあります。

それで、いいんだと思うのですが、
カタチにしたいものを
追い求めて、父が作品にしたものと、

頼まれたカタチを作り、
一つの作品にするのとでは、
全然、違うのです。

カタチになるものも、
コトバになるものも、

人が生み出すもの。

ということ、です。








2018年10月6日土曜日

うるしばなし 10











父の作品に出会えなかったら、
私のことばも生まれなかった。


これを読み終えたあと、
いったん自分の中に
ゴクンとのみこんで、
じっとしている
そんな何かのようなものを
自分の中に感じるのです。

ハテナと思われるような内容なのですが、
カタチになるものも、
コトバになるものも、

人が生み出すもの。




2018年10月3日水曜日

オカッパババの変な人形











ちょっと何だか
言いたい事がある!

しかし、誰に?
時々そんな時が来る!

そう思いながら
人形を作り始めたら
すっかり言いたいことを
忘れてしまった。
言いたいんではなく
思いを作りたかったのだ・・・
ようだ。

変な人形と呼んでいる。
でも形を作るのはおもしろい。
目も口も鼻もない。
頭を長くしたり
手足を異常に細く長くしたり
座れないし、立てない人形である。

美術の習作なら叱られる
形体であるだろう。

しかし、そんな
しがらみは何もなく
自由に作ってみる!
最高におもしろい。

おもしろいわりにはおもしろくない
変な人形が出来上がってしまった。

これが私・・・か!?

2018年10月2日火曜日










空も風も
夏から秋に
バトンタッチ
のような、
毎年の季節の運動会のような、
春夏秋冬が巡っていきますね。

あっちでも
こっちでも
秋を知らせるかのような
誰かの歌声が聞こえてきます。

自然はすごいなと思うのです。

まるで、
自分の出番を知っているかのよう。
なんてことを、思ってみたり・・・


うるしばなしの
春夏秋冬に
それぞれの季節にあわせた
愉しい一献を、
おいしいお酒を、
漆の片口や盃で頂くのです。

黒だったり、朱だったり
その色やカタチに注がれた
日本酒と漆の艶のきれいなこと
きれいなこと・・・

季節を愉しめる、
それが日本にある四季であり、
器で楽しむ漆であり、
味で楽しむ日本酒であり、
愉しむという
味わい、である。



今年も
秋に出会った乾杯として
この写真とともに。
( うるしばなし P80)


秋の声
耳欹てて
馳せる夜に