2018年10月12日金曜日
オカッパババのタワゴト 6
「 楽しい事があったんだよ! 」
我家にはテレビがない。
しかし、何も不自由でもなく、
もしあったら
かなり夢中になり好きなものをずっと
見てしまう自分がいるので、
なくて私にはベストである。
色々と表現をする楽しみがあるので
色々と作っては楽しんでいる。
私はちょっと空想壁があり
その世界に入ってしまう事が多々ある。
それと失礼な話であるが、
人の話を聞いている時でも、
もう聞いていない自分がいる。
困ったものである。
でも、
それはちょっと救われる事でもあったような気がする。
小さい時、なかなか仲間に入れてもらえない事が
あったが、今考えると変な人間だったのかもしれない。
もし「いじめ」だったとしたら
「いじめられている」と思っていなかったようである。
昔の話であるが、町の中に北上川が流れていて
その川は太平洋に流れ込み広がる
その北上川のそばにある我家は
ちょっと変な家であった。
2階が両手を広げたように階段が2つあり
右と左に分かれていた。
私はこの家で、想像と空想を育てられたように思う。
右は北上川に面している。
私の友は望遠鏡である。
重く何とも言えない臭いを覚えている。
形は子供ながらに気に入っており、
美しいと思った。
毎日学校から帰ったら右の階段を登り
暗い廊下を走り自分の部屋?に向かう。
窓を開けると、
まず青空が本当に真青なのである。
が迎えてくれる。
そこに私の友達、白い海猫が青の中を飛んでいるのだ。
ニャーニャーとかなりの数である。
美しかった。
少しみとれて、望遠鏡を覗くのだ。
私から20センチの所で飛んでいる
海猫たちに出会えるのだ。
今の3Dといった所だ。
よく訳の分からない会話をしていたように思う。
あなたは昨日話した海猫?
とか、変な子である。
それに道行く人にも届かない会話を
していた気がする。
人の場合は、真上から見る頭が
鮮明に見える。
ちょっと露骨な話にもなったと思う。
遠くから歩いてくる人をずっと追って
後ろ姿が遠くなるまで追いかける。
ちょっと映画のワンシーンみたいである。
それにセリフを付けて自分の世界にドップリ!
そんな自分の楽しい遊びにかなり満足し、
学校から真直ぐ二階に行く毎日だった。
それって、私は友達がいなかったのだ。
でも、何も淋しくなかったし、
楽しい右の二階が待っていたからだ。
それと、詩といわれるものではないが、
自分を書きとめていた。
何か話したかったのだろうか。
でも人とではなく、
もう一人の自分にだったような気がする。
この時期は鮮明に覚えている。
楽しかった!そして好きだった!
小さいながらの経験ではあるが、
今になっても楽しい思い出がくっきりと
現れるのである。
それって頭に? 体に? 心に?
全部だよね!
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