2018年8月31日金曜日
うるしうるわし 7
付け加えたり、書き直したり、
そんな試行錯誤が散りばめられたページも
いくつかこれからも登場します。
手作り感たっぷりと最初にお伝えしたように、
わたしとオカッパババは、マンガなど初の試み・・・
要するに「ド・素人」の二人の出発となりました。
2018年8月30日木曜日
オカッパババのタワゴト 2
「 もこ もこもこ 」
今、朝日新聞の"語る「人生の贈りもの」"の記事で
27日から詩人 谷川俊太郎さんが連載されている。
感覚が昔から好きである。
二人の子供達(娘と息子)が、まだ話が出来なかった時に
「もこ もこもこ」という絵本を求め、よく子供達と見ていた。
子供達は大好きな絵本である。
本を読むというより、子供達の表情がおもしろく、
私の方が楽しんでいたように思う。
子供達もエスカレートして来て、表現が大胆になり、
もう次のページを開く前に、何となく得意そうに
絵に向かって話している。
もう二代目の「もこ もこもこ」である。
ボロボロになった絵本は、かなり、愛おしい存在である。
知人のお子さんが生まれたら、必ずお祝いに差しあげている。
その家族の「もこ もこもこ」がそれぞれに育っているのだろう。
楽しそうである。
谷川さんの好きな詩がある。
ゆうぐれ
ゆうがた うちへかえると
とぐちでおやじがしんでいた
めずらしいこともあるものだと
とおもって
おやじをまたいでなかへはいると
だいどころで
おふくろがしんでいた
ガスレンジのひが
つけっぱなしだったから
ひをけして
シチューのあじみをした
このちょうしでは
あにきもしんでいるにちがいない
あんのじょう
ふろばであにきはしんでいた
となりのこどもが
うそなきをしている
そばやのバイクの
ブレーキがきしむ
いつもとかわらぬ ゆうぐれである
あしたが
なんのやくにもたたぬような
読んだ後に死んだ話なのに
笑えて仕方なかった。
私だけ・・・?!
夫と娘と息子に聞かせたら
みんな大笑いした。やっぱり!
死を笑うなんてと思ったが・・・
何で笑えるんだろう!
うるしばなし 4
2017年12月20日~12月24日まで
京都文化博物館にて展覧会をしました。
過去の展覧会情報になりますが、
このような DM を作りました。
2017年12月19日の毎日新聞の朝刊にて
展覧会の前日に掲載されました。
花澤茂人記者が記事にしてくださいました。
mainichi.jp
( 京漆器 エッセー で検索できます )
この記事に載っていることは、
2017年で終わりではなく、
これからにも、続けていきたい
想いです。
ぜひ、読んでください。
2018年8月29日水曜日
うるしばなし 1
2017年12月に、
うるしばなしが完成しました!
本になるまでに、
そして、
本に登場している漆の器たちは
父が作り続けてきた作品です。
40年以上の歩みがこの本の中に。
何かを生み出し、作り出す
何もないとは少し違うのですが、
想いを、自分の中に持っているものを
カタチにするのは、なかなか難しく、
楽しいものだと、思うのです。
ここになかったものを想像し、
ここにある、という
今を噛みしめる・・・
見続けてきた父の後ろ姿や、
ハハの行動、
わたしにとっての30年以上の時間もまた、
この本の中に少しづつ?いや、かなり
押し込まれています。
そんなわたしのコトバを父の作品に添え、
レイアウトや構成をハハがし、
手伝ってくださった方々のおかげで、
この、うるしばなしはできあがりました。
たなかや出版という手作りの、
我が家の家族のカタチのような、
もっと飛び越えた表現を使いたいのですが、
浮かんで来ず・・・
ただ、自分で言いますが、
いい本になりました!
是非、展覧会を覗く感覚で、
このめくっていく本の中にある漆のセカイを
愉しんで頂けたらうれしいです。
うるしばなしに出会える場所 ※(たなかやのみにて取り扱い中)
京都 ジュンク堂京都店さん
丸善京都店さん
恵文社一条寺店さん
大阪 blackbird booksさん
東京 丸善丸の内本店さん
ジュンク堂池袋本店さん
honto.jpで「うるしばなし」と検索して頂くと出てきます。
2018年8月28日火曜日
うるしうるわし 6
さて、
はじまりました、うるしうるわしですが、
いかがでしょうか?
この質問は早すぎましたでしょうか?
ほんとに、ちょこちょこと投稿しております。
うるしうるわし 6に登場する左ページの、後ろ姿は、
ご紹介いたします、
ネコのモンジャとイヌのジゲンでございます。
モンジャは黒ネコで捨てネコでした。
ある朝「ニャーニャー」と庭から聞こえてきたその日から、
一緒に住むことになりました。
「もう助からないかもしれない」と、
その日、病院に連れていき言われたコトバでした・・・
が、
それから、みるみる回復し、
みるみる大きく、横にも大きくなり、
座り込む姿は黒い座布団、
いや、クッションのような、そんなお姿に。
18年間、一緒に過ごしました。
ジゲンはもうすぐ15才という年に、
あっちの、モンジャのいるところへ
向かいました。
雑種でくりんとしたまん丸の目と、ぴょんと立った耳、
なんとなく眉毛にも見えなくないそんな模様と、
薄茶色と白が混じったのが、ジゲンでした。
まだ、なんとなくふっきれたようでいながら、
どこかぽっかりといつの間にか空いた穴に、
埋めたはずにもかかわらず、
落とし穴に引っかかったかのように入ってしまうときがあります。
なかなか、平気というコトバはおかしいのですが、
そんな気持ちでモンジャとジゲンを思い出し、話すまでに
時間がかかりました。
それだけ大きな存在になってたこと、
そして出会えたことにありがとうだな、と思うのです。
そんなモンジャとジゲンもうるしうるわしに
ちょこちょこと登場しますのでお楽しみに!
2018年8月27日月曜日
2018年8月26日日曜日
うるしうるわし 1

5年ほど前にかきはじめた
「うるしうるわし」というマンガです。
漆を知ってもらいたい!
という出発と同時に、塗師として奮闘中のわたし自身が
「サイ」として登場します。
30才を過ぎて初めて漆に近づきたいと思い、
とっても遅い遅いスタートとなった塗師という仕事をはじめました。
漆のことを伝えるのに文章だけでは難しくなってしまう・・・
どうにか伝えるということは、できないかという思いから
わたし自身が漆の仕事を通じて感じたことを、コトバにしはじめました。
「 これ、ちょっとおもしろいじゃない 」とオカッパババ。
そんなことをしているうちに、オカッパババがわたしの奮闘記のようなものを
元に絵を描きはじめました。
「え?まだなのォ?」とオカッパババにせかされるようになり、
わたしもいつの間にか、自分の日常を文章にしている・・・
何だか不思議で楽しい、そんな時間でした。
そうこうしているうちに、うるしうるわしというマンガが進みはじめました。
カフェや酒房でのたなかやもしつつの、片手間の塗師の弟子入りのような、
そんな日々を、そしてたなかやの常連さんとのやりとりなどをまじえています。
おっと!あまり内容を書きすぎると、楽しみがなくなってしまうので、
このくらいに。
「うるしばなし」より先に進めていた5年ほど前に取りかかっていた
マンガをちょこちょこと投稿致します。
手作り感たっぷりですが覗いてみてください。
文はわたくし、絵はオカッパババが描いています。
それでは、
うるしうるわし、
はじまり、はじまり。
オカッパババのタワゴト 1
おひさしぶりです。
もォ、71才になっちゃいました・・・
たなかやを始めてから13年になりました。
60才からのスタートでした。
いろんな個性豊かな人達に出会えて、
楽しかった!
今、露路に水引と高砂ふようが咲いています。
それに大好きなネコジャラシも!
毎年この時期にかわいい蕾が目を覚ますという
自然の楽しさに出会えるのです。
気が付くと笑みがこぼれ、又、今年も出会えた・・・
と自分の生きている事を実感するのです。
素晴らしい色彩と無駄のない完璧な配列にいつもいつも
自然に敬嘆するのです。
たなかやはこれからは、ショップのみの営業になります。
長い間いらして頂いたお客様に感謝申し上げます。
ショップオープンはいつなのでしょうか?
呑気なたなかやです。
こんなたなかやですが、これからも楽しく生きていく事に
お付き合い下さいませ!
2018年8月25日土曜日
透明なセカイ
カラーン
壜の中に氷ができてた。
水とは違った音を出し、そしてカタチも変える。
当たり前で知ってたことなのに、ナゼか感動してしまった。
また元の水に戻れるんだ!
あれ?
何でこんなこと思ったんだろう?
透明なセカイに惹きつけられちゃった!
まーた、へんなこと言っちゃった・・・
2013年3月25日のわたしがフェイスブックにて投稿した内容であります。
あれから5年が経ちました。
この透明なセカイには、今もふと立ち止まるそんな出会いがあります。
そして呟くものが隣り合わせ。
「 ゆく河の流れは 絶えずして しかも もとの水にあらず
よどみに浮かぶ うたかたは かつ消えかつ結びて
久しく とどまりたるためしなし・・・ 」
空から降ってくる雨も、そのまま地面に着地し、
雨が流れとなりどこかへ、目指す。
木や草花からつたう雫もいつか流れるカタチとなり姿を消す。
そんな一粒一粒や流れとなる水の存在、
鴨川を見るなり、そんなことを自分の中で繰り返すのです。
見ている、いつも目にしてきたこの流れはまたどこかへ流れていく。
いつもの光景もとどまることなく変化している。
へんなことを言っているわたしも5年前であり、いろんな変化がありました。
たなかやは、はじめ漆のギャラリーを目的とした
カフェとショップたなかや としてスタートしました。
あれから、「ここでお昼ご飯食べられたらいいのに」であったり、
「ここでお酒呑めたら」であったりのお客さんとのキャッチボールから
酒房たなかや まで誕生しました。
そして13年が経ちました。
「ありがとうございました」の中に感謝の言葉や気持ちがたくさん並ぶ
そんな時間でした。
カフェ、酒房たなかや はやすむことになりましたが、これからは、
最初のスタートであった漆のギャラリー、ショップを改めてスタートしたいと
思っております。
まだスタートの詳細は未定ではありますが、たなかやを新たな空間にしたいのです!
お伝えできることが出来次第このブログにてお知らせをさせて頂きます。
そしてそれまでに、過去のわたしがちょこちょこと登場したり、
オカッパババのコメントであったりをまじえて投稿致します。
「へんなの」と呟かれるその一言から繋がっていく何かになれば
嬉しく思います。
たなかやのブログでは、漆のこと、わたしの考えていること、
オカッパババのタワゴトを愉しんで頂けたらと思っております。
本で知れること、学べること、
人の考えていることやセカイはその人が発しないと知ることのできない、
見えない世界だと思っています。
だから面白いのだと。
水を水にするか、氷にするか、結晶にするか、カタチにするか・・・
留まることのない話はこれくらいで。
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