2019年8月17日土曜日

オカッパババのタワゴト19











    蝉噪ぐ

今、蝉の鳴き声でいっぱいである。
昨夜、玄関で蝉の脱皮に出会った。

季節だし、「蝉噪ぐ」の書を飾ろうか・・・
と、話していた矢先である。


この書は、大分前に、今は無くなってしまった
四条通りに面していた画廊にて求めた書である。
私達にはかなり高価であり、
でも、書ではなく絵の要素が濃く
二人共とても気に入って求めたものである。

そして、
その作家は画家でもあるが、
字を絵のように描いていた。
本人も奥さんもとても品格があり、
そして生活に感性があった。

お邪魔した時も、
古い平屋のお家であったが、
花の生け方もとてもセンスがよく、
私と彼は、とても幸せだった。

生活の中で、自分の持っている感性は
一貫しているのだ。
だから、とても居心地がよく快かった!

そして、高価なお料理ではなく奥さんの工夫から生れた
手作り料理であった。
とてもおいしかった!

しみじみと今、思い出している。
なかなか、こんな人はいない!と思う。

お邪魔した時に、旦那さん(作家)が
バイオリンを弾いて、
昔の隠語の歌(何んと言ったか?!)を
歌ってくれた。

とてもおもしろく、優雅であった。
わいせつな行動、言葉を他の言葉で表し、
美しい意味を持たせ、バイオリンと共に
かなでるのである。

私は教養がないので、
理解に苦しんだ事を覚えている。

彼は、正統な絵を描いていたが、
途中で書画に変えたようである。
生きる事は容易ではなかったと思う。
我家も、ものづくりなのでよく分かるのである。
しかし、生活は幸せで楽しいもので満ちあふれていた。


さて、彼の名は
要 樹平(かなめじゅへい) という。

上賀茂神社の近くの焼餅屋 神馬堂の
看板、のれん、包装紙を手がけている。




            (2枚の写真は拝借しました。)





何ともいい表現であり、大好きである。
包装紙のグレーと赤と白のコントラストが
何んともモダンである!

そんな「蝉噪ぐ」を、たなかやの玄関に飾っている。


0 件のコメント:

コメントを投稿